「アガサ・クリスティ原作」スペシャルドラマ3本を振りかえる
ミステリの女王「アガサ・クリスティ」原作の スペシャルドラマ3本を振りかえる 野村萬斎主演「黒井戸殺し」(フジテレビ系) 今月14日に、野村萬斎主演のスペシャルドラマ「黒井戸殺し」(フジテレビ系)が放送されました。ドラマの原作は、“ミステリの女王”アガサ・クリスティの長編小説「アクロイド殺し」です。...
View Article週刊朝日で、「女優カトパン」についてコメント
ドラマ進出果たしたカトパンの本気度 MCの座はタレントに奪われ… 自身の誕生日を迎える前日の4月22日、元フジテレビアナウンサーの加藤綾子(33)が、華々しく連続ドラマにデビューした。嵐の二宮和也主演の「ブラックペアン」(TBS)、朝の連続テレビ小説「半分、青い。」への出演を果たしたのだ。前者は「半沢直樹」に代表される高視聴率の人気枠で、後者は言わずと知れた国民的ドラマ枠だ。...
View ArticleミツカンCMの風吹ジュンさん
日経MJ(日経流通新聞)に連載しているコラム「CM裏表」。 今回は、ミツカン「八方だし」CMの風吹ジュンさんについて書きました。 同世代くぎ付け 大人の美で魅了 このところ風吹ジュンさんの「写真」をよく見かける。昨年のドラマ「やすらぎの郷」(テレビ朝日系)では、石坂浩二さんが演じた主人公の亡き妻だったが、写真立ての中でやさしく微笑んでいた。...
View Articleユニークな感性 「半分、青い。」ヒロインのキャラ
ユニークな感性 「半分、青い。」永野芽郁のキャラに好感 NHK朝ドラ「半分、青い。」が始まって約1カ月。前作「わろてんか」はストーリー自体が精彩を欠き、モチーフだという吉本せいのこともよくわからなかった。安易な実録路線の結果だが、今回は安心して見ていられる。何より永野芽郁(18)が演じるヒロイン、楡野鈴愛のキャラクターに好感ありだ。...
View Article秀作ドキュメンタリー HTBノンフィクション「聞こえない声」
北海道新聞に連載している「碓井広義の放送時評」。 今回は、HTBノンフィクション「聞こえない声」について書きました。 ドキュメンタリーならではのアイヌ遺骨問題 HTBノンフィクション「聞こえない声」 4月23日の深夜、HTBノンフィクション「聞こえない声~アイヌ遺骨問題...
View Articleテレ朝『未解決の女』は、女性版『相棒』になれるのか!?
『未解決の女 警視庁文書捜査官』は、 女性版『相棒』になれるのか!? 主演が波瑠さんで、脚本が大森美香さん。この組み合わせといえば、NHK朝ドラ『あさが来た』(2015年)を思い出します。 それが今回は刑事ドラマ『未解決の女 警視庁文書捜査官』(テレビ朝日系)です。しかも主役たちが所属するのは未解決事件の文書捜査を担当する「文書解読係」というのですから、ちょっと異色の刑事物なのです。...
View Articleテレビ65年の歴史の中から選ばれた「日本一のテレビドラマ」とは!?
これまでに放送されてきたドラマの中から、何と「日本一のテレビドラマ」を選ぶ。そんな暴挙とも蛮行ともいえる(笑)、「週刊現代」の特集に参加させていただきました。 ちなみに、この特集における「選者」は以下のような皆さんです。 <日本一のテレビドラマ選者>50音順、敬称略 碓井広義(上智大学文学部教授)/柏田道夫(脚本家)/倉田真由美(漫画家)/黒田昭彦(All...
View Article「長澤まさみ」たちの怪演 フジ月9「コンフィデンスマンJP」
長澤まさみら怪演 ドラマを支える脚本と“仕掛け”の面白さ コンフィデンスマン、もしくはコンマン。その意味は詐欺師とかペテン師で、相手を信用させて詐欺を働くことを指すのが「コンゲーム」だ。...
View Article週刊朝日で、「半分、青い。」についてコメント
インスタも好調! NHK朝ドラ「半分、青い。」はなぜウケるのか? 4月からスタートした連続テレビ小説「半分、青い。」(NHK)が好調だ。女優の永野芽郁(18)がヒロインを務める同作は、岐阜と東京を舞台に、病気で左耳を失聴した楡野鈴愛(にれのすずめ)が、少女漫画家を目指して上京し、挫折や結婚・出産・離婚を経験しながら、高度経済成長期の終わりから現代まで、およそ半世紀を描く。...
View Article『ブラックペアン』は、二宮和也版「ブラック・ジャック」!?
現在、TBS系「日曜劇場」枠では、二宮和也さん主演『ブラックペアン』を放送中です。 二宮さんが演じる主人公・渡海征司郎は「手術成功率100%を誇る孤高の天才外科医」。その神技ともいえるスキルは、あの「ドクターX」こと大門未知子先生といい勝負かもしれません。 日曜の夜、腕をふるってきた「名医」たち 思えばこの10年、「日曜劇場」には何人もの名医が登場しました。...
View Article書評した本: 中村実男 昭和浅草映画地図』ほか
週刊新潮に、以下の書評を寄稿しました。 中村実男 『昭和浅草映画地図』 明治大学出版会 2700円 映画を「風景の記憶装置」と捉える明大教授が、浅草の歴史と変化をたどる。たとえば川島雄三が『とんかつ大将』で描いた戦後復興期の裏長屋。また大林宣彦が『異人たちとの夏』で見せてくれた昭和末期の六区。浅草には懐かしくて切ない物語がよく似合う。 神長幹雄 『未完の巡礼~冒険者たちへのオマージュ』...
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