「35歳の少女」が照らす、ネット以前・以後の人間と社会
<週刊テレビ評> 「35歳の少女」が照らすもの ネット以前・以後の人間と社会 大胆な発想のドラマだ。柴咲コウ主演の「35歳の少女」(日本テレビ系、土曜午後10時)である。 1995年、10歳の望美は自転車事故で昏睡(こんすい)状態に陥った。そして25年後の2020年、突然意識が戻る。ただし心は10歳のままだ。外見は35歳で中身は10歳という「異形の少女」の人生が始まった。...
View Article言葉の備忘録192 携帯や・・・
2020.10.25 携帯やテレビ画面には、 あるいはステージと客席には、 そのへだたりぶんの優しさがあると思う。 宇佐見りん 『推し、燃ゆ』
View Article言葉の備忘録193 人生の・・・
人生の幸福の秘訣はだな、ルイス、 限度を心得ていて、 しかもそれを ちょっぴり越えるところにある。 コリン・デクスター『ニコラス・クインの静かな世界』
View Article「極主夫道」玉木宏の“キメ台詞”
日テレ系「極主夫道」 主婦へのリスペクトを促す 玉木宏の“キメ台詞” 玉木宏、絶好調である。先月まで「竜の道」で復讐のために裏社会とつながる男、竜一を好演していたと思ったら、今度は「極主夫道」で元極道の専業主夫、龍になり切っている。竜の次は龍だ。...
View Article週刊朝日で、スタートした「秋ドラマ」について解説
「半沢直樹」に次ぐドラマは? 吉高由里子「危険なビーナス」は 危険度やや低めか 大ヒットした「半沢直樹」の終了から早1カ月。コロナ禍の影響でまばらにスタートを切る秋ドラマだが、東野圭吾原作の「危険なビーナス」や柴咲コウ主演の「35歳の少女」など、注目作が目白押し。「半沢ロス」を埋めるのはどの作品か。ドラマ通に今期の期待作と見どころを聞いた。...
View Article週刊現代で、「中島みゆき」についてコメント
(週刊現代 2020.11.07号) 20人ほどの皆さんが、 それぞれの「この曲」を選んでいます。 冒頭は 倉本聰さんで、 『ファイト!』『地上の星』『蕎麦屋』。 私は『誕生』という曲を挙げ、 それにまつわるエピソードを お話させていただきました。
View Article【書評した本】 武田 徹『現代日本を読む』
物語るジャーナリズム ノンフィクションの可能性 武田 徹 『現代日本を読む ~ノンフィクションの名作・問題作』 中公新書 990円 武田徹『現代日本を読む―ノンフィクションの名作・問題作』は、いわゆる読書案内ではない。本書自体がノンフィクションをテーマとする「ノンフィクション作品」であり、「ノンフィクション論」だ。...
View Article寄稿した『現代用語の基礎知識 2021』、本日発売
1年に1冊がつくられる、 『現代用語の基礎知識 2021』が 本日発売です。 今年も、 「メディアと放送」の章を 担当させて いただきました。 このジャンルにおける 「注目語」から「最新語」までを 解説していますので、 ぜひご覧ください。 現代用語の基礎知識 2021 五野井 郁夫 自由国民社
View Article言葉の備忘録197 オレの・・・
オレの友達よ、 みんなで手をつないで 前を向いて歩こう、 上や下なんか見るな。 殿山泰司『三文役者の無責任放言録』 三文役者の無責任放言録 (ちくま文庫) 殿山 泰司 筑摩書房
View Article咲き乱れる「恋愛ドラマ」
咲き乱れる「恋愛ドラマ」 富士には月見草がよく似合う。「富嶽百景」に記された太宰治の有名な言葉だ。それにならえば、秋には「恋愛ドラマ」がよく似合うのかもしれない。今期は百花繚乱である。 まずは「#リモラブ~普通の恋は邪道~」(日本テレビーSTV)。特色はコロナ禍の現実をドラマに取り込んだことだ。...
View Article言葉の備忘録198 その日・・・
多摩川 2020秋 その日やるべきことを その日の分だけ、 ただ淡々と行えばいい 枡野俊明 『片づける 禅の作法』 片づける 禅の作法 (河出文庫) 枡野 俊明 河出書房新社
View Article言葉の備忘録199 困ったこと・・・
困ったこと、 気乗りしないことは 対処可能な細かいアクションに すぐ分解すること。 千葉雅也『ツイッター哲学 別のしかたで』 ツイッター哲学 別のしかたで (河出文庫) 千葉雅也 河出書房新社
View Article「業界あるある」的おかしさ満載のテレ東「共演NG」
テレ東ドラマ「共演NG」には “業界あるある”的なおかしさが満載 大物俳優の遠山英二(中井貴一)と売れっ子女優の大園瞳(鈴木京香)。かつては恋人同士だったが別れてしまい、以来25年間も没交渉のままだ。そんな2人がドラマで共演することになった。さあ、どうなる?...
View Article言葉の備忘録200 けれど・・・
けれど時間とは、 生きるということ、 そのものなのです。 そして 人のいのちは 心を住みかとしているのです。 ミヒャエル・エンデ『モモ』 モモ (岩波少年文庫) ミヒャエル・エンデ 岩波書店
View Article『姉ちゃんの恋人』ヒロインに「込められたもの」
『姉ちゃんの恋人』 ヒロインに「込められたもの」とは!? 「富士には月見草がよく似合う」というのは、太宰治が『富嶽百景』に記した有名な言葉です。それにならえば、「秋には恋愛ドラマがよく似合う」のかもしれません。『#リモラブ~普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)、『恋する母たち』(TBS系)、『この恋あたためますか』(同)など複数の恋愛ドラマが並びました。...
View Article言葉の備忘録201 知ることが・・・
知ることが増えれば、 知らないことはさらに増える。 知るためには、 知らないことを知らないと はっきりいうところからはじまる。 宮城谷昌光 『孔丘』 孔丘 (文春e-book) 宮城谷 昌光 文藝春秋
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