CM「SUUMO最後の上映会『夢』篇 」の喚起力
日経MJ(日経流通新聞)に連載しているコラム「CM裏表」。 今回は、杉咲花さんが出演している、リクルート・SUUMO(スーモ)のCMについて書きました。 リクルートSUUMO 最後の上映会「夢」篇 お辞儀で思い出す 青春過ごした部屋...
View Article映画と現実がリンクした、松方弘樹主演『北陸代理戦争』
俳優の松方弘樹さんが亡くなったのは、今年の1月21日。気がつけば、3ヶ月以上がたちます。伊藤彰彦『映画の奈落~北陸代理戦争事件』(国書刊行会)を読み返すには、いい時期かもしれません。 1977年2月、深作欣二監督作品『北陸代理戦争』が公開されました。松方弘樹さんが実在の組長をモデルにした主人公を演じた、東映実録やくざ映画です。...
View Article「助演」で光る役者たちが「主演」を務める注目CM
朝ドラ『とと姉ちゃん』の三女・よっちゃんこと、杉咲花さん。『カルテット』で家森を演じた高橋一生さん。いずれも「助演」でキラリと光る役者さんですが、CMでは個性を生かした見事な「主演」ぶりを見せています。 ●森永乳業 カップアイスMOW(モウ)「高橋店長の品出し」篇...
View Article勝手に連休特集!? 歴代テレビドラマ「私のベストテン」
仕事であり、同時に仕事だけでもないのですが(笑)、今期もまた、新たに始まったドラマはすべて見ています。 そして、すべてを見ながら、ふとやってみたくなったのが、歴代テレビドラマ「私のベストテン」を選ぶという、ささやかな“一人遊び”です。 あくまでも、どこまでも“極私的”なベストテンであります。 とはいえ、この連休中にレンタル屋さんでDVDなど探して、ご覧になってみるのも一興かもしれません。...
View Article「刑事ドラマ」もいいけど、「警備ドラマ」も侮れない!?
林立する「刑事ドラマ」 今期のドラマでやたらと目立つのが「刑事ドラマ」です。 『小さな巨人』(TBS)、『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(関西テレビ)、『緊急取調室』(テレビ朝日)、『警視庁・捜査一課長』(同)と乱立、いえ林立といった様相を呈しています。 それぞれに意匠を凝らし、差別化を図っていますが、視聴者側としては「何も同時期に横並びじゃなくても」と言いたくなるかもしれません。...
View Articleシナリオで再び味わう、ドラマ『カルテット』
ドラマ『カルテット』(TBS系)の脚本は、『Mother』(日本テレビ系、10年)『最高の離婚』(フジテレビ系、13年)などを手がけてきた坂元裕二である。 坂元裕二:著『カルテット1、2』(河出書房新社)は、このドラマのシナリオ集だ。...
View Article「TBSレビュー」カルテット編 無事オンエア! 2017.05.07
”聞き巧者”秋沢淳子アナウンサーと 7日朝、「TBSレビュー」のカルテット編が、無事オンエアされました。 早大の室岡先生、ライター・吉田潮さんのコメントも「なるほどなあ」の連続で、納得感がありました。 また佐野亜裕美プロデューサーの自作解説がまた、興味深かったです。 いろんな意味で、確信犯なんですよね。 楽しみなプロデューサーが登場してきたものです。 次回作がどんなものになるのか、期待しています。
View Article真昼に起きたドラマ革命「やすらぎの郷」
北海道新聞に連載している「碓井広義の放送時評」。 今回は、ドラマ「やすらぎの郷」について書きました。 倉本聰脚本「やすらぎの郷」 真昼に起きたドラマ革命 この4月に始まった倉本聰脚本「やすらぎの郷」(テレビ朝日―HTB)。放送は平日の昼12時半からの20分枠だ。...
View Article週刊ポストで、ドラマ「やすらぎの郷」について解説
『やすらぎの郷』は 視聴率主義への苦言込めた本物のドラマ 倉本聰脚本で話題の新ドラマ『やすらぎの郷』(テレビ朝日系)。登場するのは、昭和の芸能史を煌びやかに彩る女優たちだ。 放送は、『徹子の部屋』を終えた平日12時半に始まる。若者向けのゴールデンタイムに対抗する枠として倉本が強くこだわった、「シルバータイム」なる高齢者のための新しい昼帯枠だ。...
View Article長谷川博己「小さな巨人」に“原点”「鈴木先生」を見た!?
日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。 今週は、TBS日曜劇場「小さな巨人」について書きました。 TBS系 日曜劇場「小さな巨人」 負けるな、長谷川先生!...
View Article読売新聞で、最近のBS(衛星放送)について解説
読売新聞で、最近のBS(衛星放送)について解説しました。 以下、抜粋です。 無料BS各局は、地上波と比べて、視聴者の年齢層が高い。4月に行われた番組改編では、新たな視聴者の掘り起こしに力を入れる局が目立った。そこに共通するキーワードを探せば「23時」となるだろう。30~40歳代の働き盛りの人々が帰宅し、就寝までの間を思い思いに過ごす時間帯だ。...
View Article「見世物」として楽しむ、進撃する日曜劇場『小さな巨人』
「見世物」として楽しむ、 進撃する日曜劇場『小さな巨人』 ダスティン・ホフマンでも大村崑でもない“小さな巨人” TBSの日曜劇場。今回、「小さな巨人」とは、なかなか大胆なタイトルを付けたものです。...
View Article書評した本: 髙橋 透 『文系人間のための「AI」論』ほか
「週刊新潮」に、以下の書評を寄稿しました。 AIはいかに人間を超えるのか 髙橋 透 『文系人間のための「AI」論』 小学館新書 864円 根っからの文系人間のせいか、「文系のための」といったタイトルに弱い。髙橋透『文系人間のための「AI」論』のテーマはまさにAI(人工知能)だが、数学的解説も技術的説明も出てこないのが特色だ。...
View Article天海祐希主演「緊急取調室」は、チーム力の勝利が快感!?
日刊ゲンダイに連載しているコラム「TV見るべきものは!!」。 今週は、天海祐希主演「緊急取調室」について書きました。 テレビ朝日系「緊急取調室」 ヒロイン1人ではなく、チーム力による勝利...
View Article19日(金)、文化放送『くにまるジャパン極』にナマ出演します
番組の顔・野村邦丸さんと、名女房の鈴木純子さん 明日ですが、19日(金)の午前中、文化放送『くにまるジャパン極(きわみ)』に生出演します。 登場するのは「くにまるジャパン 極シアター」というゲストのトークコーナー。 なんと3部構成になっています。 10:03~ 第1幕 10:35~ 第2幕 11:20~ 第3幕...
View Article「緊急取調室」 チームプレーの滋味が魅力
「緊急取調室」 チームプレーの滋味が魅力 いきなり先月の話で恐縮だが、4月12日に放送された「天海祐希・石田ゆり子のスナックあけぼの橋」(フジテレビ系)が、いまだに忘れられない。天海がスナックのママで、石田がチイママという設定の単発バラエティーだ。2人が、客としてやって来た小栗旬、西島秀俊、田中哲司らから“ここだけの話”を引き出していた。...
View Article『立花隆の書棚』は、「本の本」として突出した一冊
本が、生活空間を脅かし続けています。なんとかしなくてはと思いつつ、本は今日も増えるばかりです。 しかも、「さあ、今日こそ少しでも片付けよう」と動き出した途端、困った本を見つけてしまいました。立花隆さんの『立花隆の書棚』(中央公論新社)です。...
View Article「AERA dot.」で、週刊文春「中づり広告」問題についてコメント
「事実は一切ない」文春の反論に新潮が見解 「自浄作用が働かないこと露呈」 雑誌ジャーナリズムの両雄、「週刊文春」と「週刊新潮」のバトルが激化している。 5月18日発売の週刊新潮(5月25日号)は、発表前の週刊新潮の中づり広告を週刊文春側が出版取次会社から入手し、記事作成に利用していた“疑惑”をグラビア写真つきで大々的に報道。...
View ArticleDIMEで、「モグラ女子」について解説
キャスターの伊東紗治子さん グラビア界のKey Wordは「神ボディ」 神ボディの中でも、特に注目なのがモデルとグラビアの両方で活躍するモグラ女子。 泉里香の初写真集は発売1週間で2万部を突破し、オリコン写真集ランキング1位を獲得した。 「今はスマホで誰でもグラビアを見られる時代。男だけのモノではなく、女性も見るようになった」と上智大学・碓井広義教授(メディア文化論)は指摘する。...
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