今期最大のダークホースとなった『3年A組』
今期最大のダークホースとなった 『3年A組―今から皆さんは、人質です―』 実は始まる前、恥ずかしながら「連続10回とか続くのだろうか」と思っていました。『3年A組―今から皆さんは、人質です―』(日本テレビ系)のことです。 一種の狂気さえ感じさせる菅田将暉 第1話で、男が突然、高校に立てこもります。武器は爆弾。人質は3年A組の生徒全員です。しかも犯人は、担任教師である柊(菅田将暉)でした。...
View Article4月13日に「本の場所」で、講演「倉本聰のドラマ世界」
「本の場所」で 碓井広義「倉本聰のドラマ世界」を語る。 2019年4月13日 土曜日 18時開演(17時半開場) 表参道「本の場所」 脚本家・倉本聰、84歳。新作『やすらぎの刻(とき)~道』はもちろん、これまでも『北の国から』や『前略おふくろ様』など語り継がれる名作を数多く手がけてきました。...
View Article碓井広義ブログ、「1000万PV」に感謝です!
2008年に開設した このブログのトータル閲覧数が、 本日、 1000万PVに達しました。 (10,000,225 PV ) 大きな数字で、 うまく実感できませんが(笑)、 とにかく、 読んでくださっている皆さんに、 感謝です。 ありがとうございます!
View Articleドラマ「フルーツ宅配便」 嬢たちが映し出すナマの人間の姿
テレ東「フルーツ宅配便」 嬢たちが抱える事情の中に ナマの人間の姿が映し出されている フルーツ宅配便は、咲田真一(濱田岳)が雇われ店長をしているデリヘルの店名だ。在籍する女性たちには、みかん(徳永えり)やイチゴ(山下リオ)といったフルーツの名前が付いている。 そんなメンバーに加えて、新人が毎回入ってくる。どんな女優が、どんな女性として登場するのか。それがこのドラマの大きな見どころだ。...
View Articleチコちゃんならぬ、アタルに叱られる『ハケン占い師アタル』
杉咲花『ハケン占い師アタル』は、 チコちゃんならぬ、アタルに叱られる快感!? 朝ドラ『とと姉ちゃん』(2016年)で、ヒロイン・小橋常子(高畑充希)の明るい妹、美子を演じていた杉咲花さん。昨年は、『花のち晴れ~花男Next Season~』で連ドラ初主演を果たしました。 他人の内面を見通すヒロイン...
View Article日曜劇場「グッドワイフ」は、ダブルの復活劇
<碓井広義の放送時評> ダブルの復活劇に注目 日曜劇場「グッドワイフ」 刑事物や医療物など、同じジャンルのドラマが横並びになることは珍しくない。今期は弁護士物が競い合っている。「イノセンス~冤罪(えんざい)弁護士~」(日本テレビ-STV)、「スキャンダル専門弁護士QUEEN」(フジテレビ-UHB)、そして日曜劇場「グッドワイフ」(TBS-HBC)の3本だ。...
View Article言葉の備忘録 77 人は・・・
人は 未来しか 変えられない 厳男子(きびだんご)「ムラサキ」 ムラサキ 1巻 (LINEコミックス)厳男子LINE Digital Frontier
View Articleやったことないけど、うまく言えないけど、ほっこり共感する「面白CM」!?
やったことないけど、うまく言えないけど、 ほっこり共感する「面白CM」!? 自分たちがCMしている「商品」を持っていない、使っていない。いや、「商品名」もうまく言えない。でも、なんだかほっこり共感してしまう。そんな面白CMがあるのです。 星のドラゴンクエスト 「稲垣吾郎さんの告白」編...
View ArticleJ-CASTニュースに、『ドラマへの遺言』の書評が・・・
J-CASTニュースが提供している、書籍紹介サイト「BOOKウォッチ」に、『ドラマへの遺言』の書評が掲載されました。 『ドラマへの遺言』 倉本聰、碓井広義 著 冒頭、ドラマ『やすらぎの郷』が放送にこぎつけるまでの裏話が明かされる。...
View Article文化庁「芸術選奨」の贈呈式で・・・
『アンナチュラル』脚本の野木亜紀子さん、 芸術選奨「放送部門」文部科学大臣新人賞受賞 3月12日の午後、東京千代田区の都市センターホテルで、文化庁「芸術選奨」の贈呈式が行われました。 「放送部門」の選考審査員を、務めさせていただいていることから、この式に出席してきました。...
View Article故郷の情報紙で、「ドラマへの遺言」の紹介記事
地元在住の同級生が送ってくれた記事の写真 塩尻出身 上智大教授の碓井広義さん 倉本聰さんと共著 ドラマ論や製作の舞台裏つづる 塩尻市出身で、上智大文学部新聞学科教授の碓井広義さん(64、神奈川県)は、テレビドラマ「北の国から」などで知られる脚本家、倉本聰さん(84)と共著で「ドラマへの遺言」を出版した。...
View Article深川麻衣『日本ボロ宿紀行』は、奇跡の脱力系深夜ドラマ
見ないで終わるのは惜しい、 深川麻衣『日本ボロ宿紀行』は 奇跡の脱力系深夜ドラマ 深川麻衣さんが、乃木坂46を卒業したのは2016年のことでした。その後、女優として活動を続け、現在放送中の朝ドラ『まんぷく』では、ヒロイン・立花福子(安藤サクラ)の姪、岡吉乃を演じています。 深川麻衣が挑んだ、テレ東「深夜ドラマ」...
View Articleデイリー新潮で、「ドラマへの遺言」関連記事
「ニノは生意気だけど失礼にならない」 倉本聰が語った「二宮和也」の魅力 このところ視聴率の好調ぶりが話題になっているテレビ朝日が4月から1年間のロングラン放送を開始するのが「やすらぎの刻 道」(月~金:昼12時30分~)。脚本家はテレビドラマに数々の金字塔を打ち立ててきた倉本聰氏だ。...
View Article書評した本: 山下洋輔 『猛老猫の逆襲』ほか
週刊新潮に、以下の書評を寄稿しました。 山下洋輔 『猛老猫の逆襲』 新潮社 1728円 ミャンマーで国立交響楽団と共演したかと思うと、ウイーンの管弦楽団と「ラプソディ・イン・ブルー」。徳島では阿波踊りとのセッションが待っていた。現地で見たもの、聞いたもの、そして思い出したものが同時進行で語られていく。旅日記というライブ演奏だ。 末井 昭 『自殺会議』 朝日出版社 1814円...
View Article「デザイナー渋井直人の休日」で輝く、光石研の真骨頂
テレ東「デザイナー渋井直人の休日」で輝く 光石研の真骨頂 今期もテレビ東京の深夜ドラマが絶好調だ。「フルーツ宅配便」「日本ボロ宿紀行」、そしてこの「デザイナー渋井直人の休日」である。 主人公の渋井(光石研)は52歳の独身。音楽を聴くのはレコードで、外出時にはダッフルコートがお決まり。仕事はできるし、おしゃれだし、心優しい中年おじさんだ。...
View Article言葉の備忘録 78 いつかの空へ
現在の地面から、 髙く遠い、 いつかの空へ。 そこにいる誰かへ。 瀬尾夏美 『あわいゆくころ~陸前高田、震災後を生きる』 あわいゆくころ──陸前高田、震災後を生きる瀬尾夏美晶文社
View Article書評した本: 橋本 治 『思いつきで世界は進む』
週刊新潮に、以下の書評を寄稿しました。 混乱の時代にこそ貴重だった 橋本治の思考の道筋 橋本 治 『思いつきで世界は進む ―「遠い地平、低い視点」で考えた50のこと』 ちくま新書 842円 作家の橋本治が亡くなった。1月29日のことだ。気がつけば、新刊は必ず手に取っていた。そして、「いつもの橋本節だ」とか、「今回は読みやすいなあ」とか、勝手なことを言いながらページをめくってきた。...
View Article北海道発の熱いドラマ、HTB『チャンネルはそのまま!』
「バカ枠」がテレビと社会を面白くする!? 北海道発の熱いドラマ『チャンネルはそのまま!』 北海道テレビ(以下、HTB)は、札幌にあるテレビ朝日系列の放送局です。そのHTBが郊外の南平岸の高台から、都心の「さっぽろ創生スクエア」へと移転したのは昨年9月のことでした。...
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