書評した本: 新村 恭 『広辞苑はなぜ生まれたか』ほか
「週刊新潮」に、以下の書評を寄稿しました。 国民的辞書・広辞苑 その編者の軌跡 新村 恭 『広辞苑はなぜ生まれたか~新村出の生きた軌跡』 世界思想社 2484円 新村出(しんむらいづる)は『広辞苑』(岩波書店)の編者として知られている。しかしその名前はともかく、どのような人物だったのかを知る人は少ないのではないだろうか。本書は孫でフリーエディターの著者が記した、新村に関する初の本格評伝だ。...
View Article週刊新潮で、北野武監督「テレビ東京」連続出演について解説
「北野監督」と「たけし」が出ずっぱり テレビ東京の真骨頂 テレビ業界はすでに、衆議院議員総選挙の開票特番の情報集めに勤(いそ)しんでいる。中でも気合いの入っているのはテレビ東京である。...
View Article綾瀬はるかの美人妻&アクション「奥様は、取り扱い注意」
日刊ゲンダイに連載中のコラム「TV見るべきものは!」。 今週は、綾瀬はるか主演「奥様は、取り扱い注意」について書きました。 日本テレビ系「奥様は、取り扱い注意」 美人妻とアクション 綾瀬はるかをダブルで楽しめる...
View Article放送から50年 『ウルトラセブン』アンヌ隊員に出会った!?
今からちょうど50年前、1967年10月1日(日)の夜7時から、『ウルトラセブン』(TBS系)の放送が始まりました。 当時、この武田薬品提供の30分枠では、前作が『ウルトラマン』、その前が『ウルトラQ』という具合に、円谷プロの制作による特撮テレビ映画が続けて放送されていました。...
View Articleこの秋、「注目の若手女優」が出演しているテレビCMは!?
●「DODA」の清野菜名さん 先日、あるテレビ局の役員と雑談していて、「最近注目している若手女優は?」と聞かれました。とっさに名前を挙げた一人が、清野菜名(せいのなな)さんです。 最初に「このひと、誰だろう?」と思ったのが、昨年、唐沢寿明さんと共演していたミツカンのCMでした。それはメガネをかけた店員役で、爽やかな笑顔が印象に残りました。...
View Article君は「カマキリ先生」を見たか!?
毎日新聞のリレーコラム「週刊テレビ評」。 今回は、NHKEテレ「香川照之の昆虫すごいぜ!」について書きました。 「香川照之の昆虫すごいぜ!」 君は「カマキリ先生」を見たか!?...
View Article丁寧に作られた昭和ドラマ「トットちゃん!」
しんぶん赤旗のリレーコラム「波動」。 今回は、ドラマ「トットちゃん!」(テレビ朝日系)について書きました。 丁寧に作られた「昭和ドラマ」 放送が始まる前、「大丈夫なのか」と勝手に心配していた。だが、杞憂だったようだ。先週始まった帯ドラマ劇場「トットちゃん!」(テレビ朝日系)である。...
View Article書評した本: 矢野誠一 『新版 女興行師 吉本せい』ほか
「週刊新潮」に、以下の書評を寄稿しました。 矢野誠一 『新版 女興行師 吉本せい~浪花演藝史譚』 ちくま文庫 734円 10月に始まったNHK連続テレビ小説『わろてんか』。ヒロイン・藤岡てんのモチーフは吉本興業創業者の吉本せいだ。本書では、本人はもちろん桂春団治やエンタツ・アチャコなどの実像も活写される。山崎豊子の小説『花のれん』(新潮文庫)との併読も面白い。 吉本ばなな 『人生の旅をゆく 3』...
View Article『トットちゃん!』は、予想以上に楽しめる「昭和ドラマ」
テレビ朝日系「トットちゃん!」 予想以上に楽しめる「昭和ドラマ」になっている 放送前、「大丈夫か?」と勝手に心配していたが、杞憂だった。帯ドラマ劇場「トットちゃん!」(テレビ朝日系)である。...
View Articleキャスリーン・バトルさんに、出会った! 2017.10.19
サントリーホールでのコンサート(素晴らしかった!)終了後、 80年代に、実相寺昭雄監督が演出した、 バトルさん出演のCMについて、 インタビューさせていただきました。 実相寺昭雄研究会の活動の一環です。 バトルさんが歌う「オンブラ・マイ・フ」が流れた、スーパーニッカCM
View Articleデイリー新潮で、「タレント上西小百合」について解説
税金1億7000万円を使って誕生する 「タレント上西小百合」の今後 きたる衆院選に向けて永田町がザワつくさなかの9月25日、上西小百合氏(34)が不出馬を表明した。今後は「タレント的な活動」(記者会見より)を行う旨を明かし、芸能事務所と契約するとも報じられているが、果たして彼女に我々の“血税”はいくら使われたのか――。...
View Article書評した本: 柴田克彦 『山本直純と小澤征爾』ほか
「週刊新潮」に、以下の書評を寄稿しました。 天才は天才を知る! 二人の音楽家の深い友情 柴田克彦 『山本直純と小澤征爾』 朝日新書 842円 柴田克彦著『山本直純と小澤征爾』の序には、『オーケストラがやって来た』のプロデューサー、萩元晴彦の名言が記されている。「直純は音楽を大衆化し、小澤は大衆を音楽化した」...
View Article週刊新潮で、ドラマ「民衆の敵」についてコメント
「豊田真由子」頼りのフジ 「篠原涼子」ドラマ 放送前から大コケの懸念 ようやく復活の兆しが見えたのも束の間、やっぱり「違っただろーー!」と突っ込まれるのがオチか。篠原涼子(44)主演で、今月23日から始まるフジテレビの「月9ドラマ」では、(c)豊田真由子バリのあの名セリフも飛び出すそうな。もっとも、局内では放送前から大コケするとの話題で持ちきりだとか……。...
View Article「ドクターX」――不易と流行の絶妙なバランス
テレビ朝日系 「ドクターX ~外科医・大門未知子~」 不易と流行の絶妙なバランス ドラマのシリーズ物は、おなじみのメンバーが、おなじみのストーリーを演じるだけになった途端、視聴者が飽き始める。ベースとなる世界観を変えずに、細部は時代や社会とリンクさせながら変えていくこと。それをしっかり実現しているのが、米倉涼子主演ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)だ。...
View Article週刊新潮で、「秋ドラマ」についてコメント
秋ドラマ視聴率戦争 「米倉涼子」に放たれた刺客は「綾野剛」 各テレビ局による秋ドラマの視聴率戦争の火蓋が切られた。現在のところ、初回から高視聴率を叩きだした「ドクターX」(テレビ朝日)の独走状態にある。果たして、続々と放送が始まるライバルの中に、刺客となるドラマはあるや否や。...
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