言葉の備忘録154 経験する・・・
経験するというのは 事実其儘(そのまま)に 知るの意である。 全く自己の細工を棄てて、 事実に従うて知るのである。 西田幾太郎『善の研究』 5月19日は、 西田幾太郎の誕生日。 1870年生まれ。 生誕150年。
View ArticleNHK「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」癒やされる秀作
NHK「路(ルウ)~台湾エクスプレス~」 癒やされること必至の秀作 先週から始まった「路~台湾エクスプレス~」(全3回)。タイトルだけ見ると、かつての「プロジェクトX」が思い浮かぶ。 だが、台湾新幹線実現への取り組みは物語の一面だ。軸となるのは日本人と台湾人の運命的な「つながり」である。...
View Article言葉の備忘録155 犀(さい)の・・・
犀の角(つの)のように ただ独り歩め。 「サイの頭部にそそり立つ太い一本角のごとく、 独りで自らの歩みを進めなさい」の意 ――ブッダのことば NHK 『瀬戸内寂聴の東北青空説法』(2011)より
View ArticleYOSHIKIさんと黒柳徹子さんの「ありがた感」
異次元の人!? YOSHIKIさんと 黒柳徹子さんの「ありがた感」 X JAPANもそうですが、YOSHIKIさんも「異次元」という言葉が、よく似合います。 いえ、音楽家として優れた才能の持ち主というだけではありません。社会や世間とは一線を画す、もしくは俗世から離脱したかのような孤高の雰囲気。って、まさに「極めた人」じゃないですか。...
View Article大阪日日新聞に、「倉本聰の言葉」の書評
大阪日日新聞に、 「倉本聰の言葉」の書評が 掲載されました。 ありがとうございます。 「倉本聰の言葉」 碓井広義:編、新潮新書 言葉を旅する楽しさ ずっとずっと昔。世界の国旗を覚えようとして、すぐさま挫折。地球儀をくるくる回して押さえた場所の国名を言えるようにしようとしたが、回すだけでついぞ指で押さえることはなかった。...
View Article日刊ゲンダイで、情報番組の「盛りすぎ映像」について解説
バイキング、モーニングショー 情報番組で“盛りすぎ映像”相次ぐ背景 情報番組の“盛りすぎ”虚偽映像に関する謝罪が相次いでいる。...
View Article「応援歌」で盛り上がった朝ドラ、「軍歌」はどうする!?
「応援歌」で盛り上がった朝ドラ、 「軍歌」はどうする!? この春から放送中のNHK連続テレビ小説『エール』。もうすぐ2ヵ月になりますが、誰もが楽しく見られる、良質なドラマになっていると思います。 主人公は、作曲家の古関裕而(こせき...
View Article「行列の女神」凄腕コンサルがよく似合う鈴木京香
「行列の女神」 鈴木京香が演じる 凄腕コンサルがよく似合う ラーメンは好きだが、行列は苦手だ。それでも時々、「行列のできるラーメン店」に行ってみたいと思うが、コロナ禍でそれもままならない。鈴木京香主演「行列の女神~らーめん才遊記~」(テレビ東京系)で、リモート会議ならぬ、リモート行列を体験だ。...
View Article週刊朝日で、「朝ドラ」11月以降開始について解説
朝ドラ「おちょやん」杉咲花 異例の晩秋スタートで現場困惑 現在放送中のNHK連続テレビ小説「エール」が、6月29日から一時、放送を休止する。新型コロナウイルスの感染拡大の防止で、撮影を見合わせているためだ。...
View Article週刊新潮で、NHK近江アナ「結婚報道」についてコメント
NHK近江友里恵アナ 家族の反対を押し切った15歳の年の差婚 「私の家というか、ここは親戚の家なので……」 アナウンサーの職責が正しい情報を伝えるものであるならば、この場合は明らかに失当だろう。...
View Article北海道新聞に、『日高晤郎フォーエバー』の書評を寄稿
<ほっかいどうの本> 「ラジオの話芸人」からの贈り物 川島博行著『日高晤郎フォーエバー』 千歳の大学に単身赴任していた頃、土曜になると自宅の部屋でSTVラジオの「日高晤郎ショー」を聴いた。読書から社会批評まで話題は多彩で奥深く、聴く人を飽きさせない。しかも「自分が語ることの責任は自分でとる」という気概に満ちていた。...
View Articleサントリー「ほろよい」CM 設定・配役の妙
サントリー ほろよい 「グレープもあの味だ」編 設定・配役の妙、化学反応に酔う ドラマでは、登場人物たちが出会うことで発生する一種の「化学変化」が物語を動かしていく。脚本家・倉本聰さんの言葉だ。2人がどんな人間で、いかなる人生を歩んできたか。そんな見えない過去のぶつかり合いが重要なのだ。それはCMも同じかもしれない。...
View Article「家政夫のミタゾノ」特別編は、出色のリモートドラマ
松岡昌宏「家政夫のミタゾノ」は 出色のリモートドラマだ 松岡昌宏主演「家政夫のミタゾノ」は今期が第4シリーズ。4月にスタートしたものの3話以降の放送は延期され、ずっと傑作選が続いている。しかし先週、「リモートドラマ」の形で“新作”が披露されたのだ。...
View Article読売新聞で、「コロナ禍の番組制作」について解説
コロナ禍の番組制作 どう生かす? リモート 中身あれば成立 碓井広義さん メディア文化評論家 リモート出演者が顔だけモニターで出演する番組には、徐々に慣れていったが、見ていてどこかストレスを感じていたことは否めない。 出演者が、みなカメラの方を向いている均一な構図は奇妙だったし、顔を合わせて話をすることで生まれる間合いや呼吸は失われてしまった。制作者も苦労があったことだろう。...
View Article西日本新聞に、『倉本聰の言葉』の書評コラム
九州の西日本新聞に、 『倉本聰の言葉―ドラマの中の名言』 についての書評コラムが 掲載されました。 筆者である、 編集委員の上山武雄氏に 感謝いたします。 名ぜりふに学びたい 山上武雄 (くらし文化部編集委員)...
View Article『大恋愛~僕を忘れる君と』特別編は、難病モノを超えた「愛と覚悟」の物語
『大恋愛~僕を忘れる君と』特別編は、 難病モノを超えた「愛と覚悟」の物語 6月5日(金)夜、『大恋愛~僕を忘れる君と』特別編の第1話が放送されました。 2018年の秋クール、金曜ドラマの枠でスタートする前、正直言って懸念がありました。まず、恋愛ドラマであることはわかったのですが、自ら「大恋愛」だと言い切る、大胆なタイトルに驚いたのです。...
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